人は催眠で幸せになれるのでしょうか?

催眠療法 知的女性の為のメンタルマネジメント
人は催眠で幸せになれるのでしょうか?!
全3回終了(毎月更新)

人は催眠で幸せになれるのでしょうか? Part T

日高ちさ子先生

日高ちさ子
福岡県生まれ。
パートナーからのDVや離婚などを通し、自身が機能不全家族出身のアダルトチャイルドであることに気づく。
自分自身の生き辛さに取り組んでいく中で様々な心理セラピーに出会う。
アメリカ在住心理療法家である西尾和美氏や、日本にアダルトチルドレンの概念を持ち込んだ精神科医斉藤学氏のワークショップなどに多数参加。
またUK NLP ACADEMYにてNLPプラクティショナーコースを終了。
その後臨床心理士玉井仁氏の元で認知行動療法を学ぶ。
2005年に「催眠術のかけ方」「催眠誘導の極意」などを著書に持つ林貞年氏の主宰する催眠誘導研究所の福岡支部、トータル・アソシエーション支部長に就任。
現在は催眠療法や催眠技術指導セミナー開催の他、アダルトチルドレンを対象としたセラピーを提供する知的女性のためのメンタルマネジメントA.C.I.を主宰。
短時間で催眠術のかけ方が習得できるセミナーは関東圏からの受講生も多数参加する人気ぶり。
トータル・アソシエーション
メンタルマネジメントA.C.I.

「催眠を使って失恋した彼のことを忘れていい恋愛がしたい」
「お金持ちになるように催眠をかけて欲しい」
「催眠を利用してポジティブになりたい」

催眠療法をしていると、実にいろんな方が相談に来られます。
そういったクライアントさんの中には、催眠にかかって、何か暗示を入れてもらいさえすれば幸せになれると勘違いしている方も結構いらっしゃいます。
私はそんなクライアントさんにはまずこんな風におたずねします。
「あなたの中にそうなる準備は十分にできていますか?」と。

そもそも人は、催眠で幸せになれるのでしょうか?
その答えはYESでもありNOでもあります。

確かに、私のところへいらっしゃるクライアントさんたちの中には、催眠分析や前世イメージワークなどを使って、幸せになるために自分が今何をするべきなのか?あるいは今の自分にとって必要なものは何なのか?ということを見つけ、幸せになっていった人たちもたくさんいます。
また逆に、せっかく催眠を使って幸せになるためのヒントを得ても、これまでの自分となんら変わらない毎日を送っている人もいます。

その2つの違いはどこから出ているのでしょうか。

それは、彼らの中に、幸せになるための準備が十分にできているかどうかの違いなのです。

例えば失恋の悲しみから乗り越えられない女性は、たとえ本人が彼のことを忘れて他の人と幸せになりたいと意識では思っていたとしても、実生活の中でいつも彼のことを考えてメソメソ泣いていたり、彼との間で起こったことを繰り返し悔やんでばかりいたとすれば、潜在意識も当然ネガティブな意味で"彼のことを決して忘れない"という方向へと向かっていきます。
潜在意識がそのような状態になっている時にはたとえ催眠を使ったとしても"彼とのことを乗り越えていく"ことはできません。
なぜなら、「催眠療法とは?」でお伝えしたように、催眠療法とは潜在意識の中から潜在能力を引き出すセラピーであり、潜在意識が"彼のことを忘れない"という方向により強く向かっている以上、それを止めることができないからです。

また、催眠を使ってポジティブな自分になりたい人もおなじように、毎日の生活の中でネガティブな言葉ばかりを使っていたり物事をいつも否定的に捉えてしまう習慣のある人は、ポジティブな自分になるための準備ができていないどころか、逆によりネガティブな自分になるための暗示を自分自身に繰り返していることに他ならないのです。

それでは、幸せになるための準備はどうやってしていくのか?ということになりますが、これについてはPart Uでお伝えします。